プロフィール
ご覧いただきましてまことにありがとうございます。
以前は京都の帆布カバンメーカーに勤めていました。
独立するために勉強の一環としてさわり始めた革のその造形のとてつもない可能性、そしてその魅力にとりつかれてしまうのに、それほど時間を必要とはしませんでした。
それ以来、革をメインの素材としてカバンや革小物を作っています。
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革製のカバンや革小物といっても、たくさんのテイストやスタイルが存在します。
どのスタイルが最強だとか、どのテイストがいちばん洗練されているだとか、そんなことはさまざまな宗教をめぐる神々の争いのようなもの。
ただひとつの正解なんておそらく存在しないんでしょう。
ー 理由はわからないけれど、なぜかつよく惹かれる・・・
そのような「モノ」が、それぞれのみなさんの中での正解になるんだと思います。
願わくは、TAMURAが生み出す製品もみなさまの正解を形作っていく一つのピースとして組み込まれ、生活を彩るアイテムへと。
そんな風な出会いになってもらえればと思います。
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素材については、おもにクロームで鞣(なめ)された、色彩豊かな皮革を使用しています。
たとえばパレットの中の鮮やかな色たち、色見本帳の淡い豊かな色彩、そんな色で仕立てられた革製品を身につけているとなんだか気持ちまで明るくなってきませんか?
眺めているだけで楽しい、そんないろんなカラーを閉じ込めたアイテムを発表していきたいと思います。
いろんな色の革で製品を作ること、じつのところ私がいちばん楽しんでいるのかもしれません。
そんな気持ちを少しでも多くの人にお裾分けできたらと思います。