北海道帯広市のはずれ、日高山脈のふもとで北海道産の無垢材を使った注文家具を作っています。これまでなべのふたから写真立て、額縁、チェスト、テーブル、机等あらゆる注文をいただいてきました。色々やってみた結果、私は小さなものより大きなもののほうが得意でかつ好きだと判ってきました。
[ なぜ木工を仕事にしたのか？]
大学５年間とその前後、都合９年間いわゆる首都圏に住んでいました。東京葛飾区新小岩に浪人時代の１年、大学のある横浜に８年です。
大都会で自分が根っからの田舎者であることを知り、生きている手がかりのようなものとして単独の登山と木を触ることをやっていました。
恐らくこれが木工を仕事にすることになった、遠い理由ではないかと思っています。
[ モットー ]
注文してくださった方が、思わぬ時に発見する意外な仕掛けや細工。さりげなく、実はすごい技を使っていたなんてことがわかれば、これはもうかっちゃった！とかなんとか幸せを感じていただけます。そういう仕事をしたいと考えています。
逆に、ふとごまかしが露見してしまう、こんな互いに不幸な仕事だけはしないことにしています。自分が死んだ後も残るものですから（そう願っています）、所有している方が誇りに思ってくださるような仕事をしてきたつもりですし、これからもそうすることにしています。
[ 私の仕事 ]
woodworking楓舎を開設して以来30年、私は一人で仕事をしています。注文をくださったお一人お一人のためにデザインし、材料を用意し、加工し組み立て塗装する。漆塗り以外これらすべてを一人で行います。
注文家具に要求されるのは、お客様ができるだけ長く使えること、お客様の飽きがこないこと、注文してよかったという満足と喜びをお客様が感じてくださること、これに尽きます。この要求に答えるべく日々精進しております。
もしよろしければ下記から過去の私の仕事をご覧下さい。
http://www.fuusha.com/
[ 出品について ]
今年（2016年）私は６４歳になります。
３０年間注文家具を主体とした仕事をしてきましたが、ときに自分の好きなように作ってみたいという思いにとらわれます。そのように作ったものを気に入っていただける方にお買い上げいただく、そんな販売もしてみたいと考えるようになりました。
もちろん従来通りご注文も賜ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
