着道楽だった母が残したたくさんの着物。母が亡くなった後17年くらい箪笥の肥やし状態でした。その間親の介護に二人の子育てと、あわただしく生きてきて母の着物が似合う年齢になって、ふと立ち止まり、手にした着物をリメイクして今によみがえらせたいと思いました。現代の私たちはその生活サイクルの速さから、ポリエステルやアクリルやレーヨンといった合成繊維を着る機会がほとんどですが、昔からの絹や木綿や麻の素材が体に優しく素敵だと思うからです。日本人であること日本の着物生地や柄行きの面白さに気付かされました。夏は木綿やシルクが涼しく日本の湿度にあっていますし、冬は紬やシルクが軽くって暖かなこともわかりました。
一度は処分しようと思った着物をほどきながら着物リメイクをしております。シンプルで着やすく、紬やシルクや綿の自然素材の良さを生かしたものでありたいと思います。
他に若いころからしていた陶磁器の絵付け作品も載せております。アートとしての作品ではなく、あくまでも生活を楽しむための食器でありたいと思います。
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