≡私の絵のテ-マ≡
私の目的は、線と色彩という造形手段によって、「対立する力どうしが、互いに損なうことなく、支え合っている」 という関係を実現することです。
例えば、必然であると同時に、偶然でもある。単純であると同時に、複雑でもある。また、生であると同時に、死でもある。という関係を実現することです。
≡作品のスタイル≡
原初的な線と色彩による、秩序と混沌が共存した抽象表現です。
≡技法≡
紙に水彩、パステル、チョ-ク、鉛筆、ボールペンなどを使ったミクストメディアです。
≡制作プロセス≡
抽象画に少しでも興味を持って頂けたらと思いまして、制作過程について、少し説明させて頂きます。
私の場合、具体的なモチ-フを頼りに描き始めることはありません。
線や色彩が本来持っている力を充分発揮できるように、形や色を画面に置いていくことが基本です。
少し抽象的な言い方になりますが、実際には、次のように描き進めていきます。
紙に最初の線を描く時には、その線と紙との対立関係が解消されるように線を描き、次に二番目の線を描く時には、その線とすでに線が置かれた紙との対立関係が解消されるように、線を描いていきます。
色も同様に、画面に置いていきます。
≡抽象画の特徴≡
抽象表現は、現実の対象にとらわれないぶん、想像力が刺激されやすく、線と色彩を純粋に楽しめる、という特徴があります。
画家の意図に興味のある方は、線の種類、描き方、位置、対応関係や、色の質、描き方、位置、対応関係などに注意して頂けたら、幸いです。
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