【限定】四六判のブックカバー

革は経年変化も含めて長く楽しめる素材ですが、生物由来の素材であるため同じ銘柄の素材でも無視できない大きな個体差が生じてしまいます。
素材となった生き物が生きてきた証でもあるのですが、革の繊維の粗密による強度の違い、皺や大きな傷は革製品の素材として敬遠されるため、無視できない大きさの革が残ってしまいがちです。（言ってしまえば廃棄されることがほとんど）
このブックカバーは、そうした普段なら製品にできない部位の革を積極的に使用するために、お財布や鞄と比べ強さを求めなくても構わないアイテムは何かないだろうかと考え企画したものになります。
皺や傷のない、プレーンな表情の革製品をお求めの方には向かないアイテムになりますが、欠点とされるものを唯一無二の個性として受け入れていただけるのであれば、同じ型紙から作り出されたものであっても、世界に一つしかない個性をもったアイテムとしてお楽しみいただけると思います。

本の紙質にもよりますが、250～300ページ、厚みで３ｃｍ程までの本に対応するよう制作しています。
同じ四六判でも出版社によりサイズが異なる場合もあるため余裕を持たせて制作していますが、カバーに納められない本がある可能性もあることをご承知おきください。