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南国のエメラルドグリーンの海の波打ち際 我ながらよく写せたなと誇らしい気分です。ハワイやタヒチに工房構えて、白浜焼!って・・・(うっとり)
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左が窯変レベル3 右が窯変レベル4です。 この写真だとビードロの色の違いが明白という事の様に見えますが、そう言う事では無くて、5つの窯変要素の多いか少ないかの差と、そのバランスとなります。
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・ビードロ ※燃料の灰がかぶりブルー、若しくはグリーンのガラス状にたれ滴ること。 ・緋色 ※土や燃料に含まれる鉄分が炎と反応し、まるで炎を描いたかのようなオレンジ色が生じる
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・胡麻 ※燃料の灰が窯の中を飛び回って器面に降り、溶けて衣装となったものです。 ・焦げ 燃料が燃えてできた燠の中に埋もれて、まるで焦げたような景色をいいます。 ・桟切 窯の脇ややきもの同士が接するところが不活性状態となり、還元焼成と酸化焼成とのせめぎ合い状況が生まれて変色します。
窯変レベル★4 育てる焼き物~伊豆焼き・白浜焼き~手のひらカップ
お知らせ
※お知らせ1
これまで「てびねり・玉作り」でのんびりコネコネしてきた
「窯変レベル★3 育てる焼き物~伊豆焼き・白浜焼き~手のひらカップ」を
手押し型作りに移行して生産性を上げて価格を下げる準備中です。
造形&焼成クオリティはこれまで通りです。
今年中には数をそろえて販売する予定です。 ※お知らせ2
主催する陶芸体験の工房です。 伊豆高原工房@ほけきょ庵
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000202200/ 伊東温泉工房@ハマルヤ
https:…
妻と私とで開催する陶芸体験の焼き上がりとして開発しました。
テーマは「伊豆旅行のお土産に相応しい焼き物」です。
手のひらに収まるコロンとした形が可愛い窯変(※1)の焼き物
「伊豆白浜焼き」の焼酎or茶のみです。
のんびりコネコネして土をそのまま固めて焼きました。
砂浜や海っぽい自然な風合いを楽しんでほしいです。
経済産業省推進の経営革新に認定された
「点描掛け」「極還元酸化落し」と名付けた独自の技法を用いて生産してます。
素材 池の底の土+砂=オリジナルブレンド土
技法 てびねり玉作り
大きさ 約 直径8cmX高さ6cm
重さ 約100グラム
容量 約200cc
窯変レベル ★★★★☆
20代の頃友人らと旅をして一目で気に入った伊豆下田の海 白浜海岸
東京品川から特急踊り子号で約2時間半、こんなに近いところにあの憧れの「エメラルドグリーン」の海があったのかと、子供の頃よりハワイや沖縄などの「南国の海」に憧れ、今も「タヒチ」や「パラオ」に移住する事に憧れる私は、あの時特別感動した記憶があります。
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時が経ち陶芸を始め、焼き物(主にぐい飲み)を収集するうちに自分が好きなのは伊賀焼きや信楽焼などの伝統的な日本の焼き物なのだなと気が付きます。ご存知の方も多いと思いますが、この手の焼き上がりは「焼き締め陶」と呼ばれ基本的には燃料が薪の窯で焼きます。自分も「焼き締め」やりたいなと思うのですが薪窯となると費用面や近隣への配慮もあり一般人にはなかなか手が届かないものです。無理なら無理で知恵を出し工夫をして「電気や灯油などの現代の窯の中に古来の薪窯状態を作り出す」を研究して、たどり着いたのが「極還元酸化落し」と言う独自技法でした。
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通常こうした窯変の焼き物は「穴窯」「登り窯」などの古来の窯の不安定さの副産物であって狙ってできる物ではない上に、薪を燃料とする窯の大きな弱点として膨大な量の薪が必要な上に煙を多く排出するため近隣環境に与える影響も大きく、窯に詰め込んだ2~5割は焼成不十分、もしくは倒れたり潰れたりと、窯修繕費も含め費用が莫大なものとなります。
焼き物の浪漫を追うのは素敵だけれども、「美」を求める為にしては、余りにも犠牲が大きい。物作りを生業にする私達は、「美」を求めつつも常にこうした矛盾や葛藤と向き合い。技術で解決する選択肢を持たねばならないのです。そして、現代窯の安定性の中に古代の窯の不安定性を再現する事により、「安定して不安定な焼き物を焼き上げる」技術を模索。「胡麻」「緋色」「桟切」「ビードロ」「焦げ」これら5つの窯変からなる新しい「焼き締めの灰被り」を産み出す事を追い求め続けています。
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単なる「伝統の模写」で終わる事無く時代に合った新しい「焼き締めの灰被り」の様式を打ち出す。
伝統的な焼き締めの器などは、伝統的な日本の食卓では良く映え、料亭や懐石などでは今でも主役を務めます。その一方、現代の西洋的文化を取り入れた一般家庭の食卓に、これら従来の「焼き締めの灰被り」で主役が務まるかと考えてみると。「重厚過ぎるのではないか?」「もう少しライトでポップにできない物か?」との疑問が立ちはだかります。
そしてせっかく伊豆で陶芸してるのだから「伊豆半島」と言う地域性を含めた焼き物を創出できないものか?
この二つのポイントを押さえた焼き物として伊豆の代表的な景色の一つ、伊豆の白浜のエメラルドグリーンの海と白い砂浜を模した「伊豆白浜焼き」を生み出しました。
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伊豆白浜の遠浅の海、砂浜 泡拭く渚 エメラルドグリーンの波 眩しい太陽 これらの要素を「器」と言う限定された造形空間に再現しようと言う焼き物です。 陶芸専門用語でいうところの「胡麻」「緋色」「桟切」「ビードロ」「焦げ」の事を言うのですが、これらの窯変要素が多ければ多いほど価値を高める焼き物でもあります。
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同じ物が一つとして無く、ざっくりと、私の主観になりますが窯変レベルで雰囲気を表しています。
-----窯変レベル-----
★☆☆☆☆ これは販売しません➔再度焼き直します
★★☆☆☆ 一部傷や、再焼成後も向上が見込めないけど割るには惜しい物➔ワゴンセール行き
★★★☆☆ うん、いい感じ 手軽に窯変陶を手に入れてください➔窯変陶入門にどうぞ
★★★★☆一窯焚きに5~10%程度➔贈り物や自分へのご褒美にどうぞ
★★★★★ 一窯焚きに0~2個あれば良いレベル いわゆる一品物(逸品物)➔個体専用ページで販売
※1窯変とは
自然な風合いを大切にした日本らしい焼物として数百年に及ぶ歴史を誇ります。同じ焼き上がりでも一つ一つ違う個性を持ちます。窯の中の置いた場所や、季節や気圧・土と火の起こす偶然性にとんだ神秘的な化学変化により、計算外の思いもよらない要因が結果として一つの芸術を産み出すことを言います。偶然性をも許容するその工芸精神は、自然の山河を思わせる作風で世界中で評価、賞賛が高まってきてます。
発送方法
送料 | 追跡 | 補償 | ||
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宅急便(ヤマト運輸) |
北東北 ¥1,339 南東北 ¥1,231 関東 ¥1,123 信越 ¥1,123 北陸 ¥1,123 中部 ¥1,123 関西 ¥1,123 中国 ¥1,231 四国 ¥1,231 九州 ¥1,339 沖縄 ¥1,879 |
◯ | ◯ | ¥0 |
発送までの目安
3日
ご購入の際の注意点
商品紹介ページの窯変レベルを参考に納得の上で購入下さい。
・「極還元酸化落し」と言う独自の焼成を用いた焼き物は、
エイジングの説明書付きでお届けします。
湿度が高く「物」にとって良い条件とはいえない日本の気候風土。
そんな悪条件に対して頓智の利いた世界観でとらえて育んだ一つの回答が
千利休が唱えた「侘び寂」の心もちです。
万物は必ず朽ち果て土に返ります。
ひところ現世に身を置き、どの様に世界に「在る」かは、
物と付き合う私達の「心」その物が反映されます。
お届けした作品は、使い込むほどに、ひび割れ(貫入)や
ボツボツ(梅花皮)に汚れがしみこみ、使っては手入れして、
味わい深い風情を醸しだす「未完成の生きた焼き物」です。
※陶芸で言う「味わい深い」とは、本来は「どう使われたか」の「人格」の事を暗にさします。
「綺麗に汚れる」相反する概念すら美へと転化させた侘びの心に触れて、
貴方だけの特別な逸品へと貴方自身の手で完成させて下さい。
ショップへの感想コメント
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by 中川 尚
贈った母からお礼の電話をもらいました。これは重ねて置けないのかと小言を言っていましたが、気に入ってもらえたようです。 取引もこまめに連絡をいただけて安心できました。 焼きたてをありがとうございました!