育てる酒器ぐい吞み～夕日焼き～筒型

夕日を写した黄昏色の焼き物です。

妻と私とで開催する陶芸体験の焼き上がりとして開発しました。
テーマは「伊豆旅行のお土産に相応しい焼き物」です。

経済産業省推進の経営革新に認定された
「極還元酸化落し」と名付けた独自の技法を用いて生産してます。

素材 池の底の土
技法 ろくろ➔掻き落とし
大きさ 約 直径6.5cmX高さ６cm
重さ 約100グラム
容量 約100cc
窯変レベル ★★★★☆

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私の住む東伊豆の反対側の西伊豆地域は、駿河湾に沈みゆく夕日の景観を
「日本一の夕日」と謳い集客を行っている観光地域でもあります。

そんな中でも特に、恋人達に人気のスポットが恋人岬です。
展望台にはラブコールベルがあり、
思う人の名前を呼びながら3回鳴らすと永遠の愛が叶うという。
ロマンチック気分を盛り上げてくれるスポットです。

夕暮れ時、日が沈む、空一面の茜色。
そんな光景を想起させる茜・黄金色の焼き物が夕陽焼きです。
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成形したら添加物を混ぜた長石をほどこし
通常とは異なる方法論を持って焼き上げてます。

長石を施して焼き上げてる点で「志野焼き」の親戚・亜種と言えると思います。

窯変要素としては、

1・雲の多い日の夕焼け
2・晴れの日の夕焼け
3・まだ高いところにある夕日
4・沈む瞬間の夕日

以上の4軸要素の幅があると考えてください。

梅花皮や貫入が育ち、使えば使うほどに味の出てゆく
「育てる楽しみのある」焼き物でもあります。

※志野焼き～桃山時代に始まり一度は途絶えるも、
　荒川豊蔵らの手により現代に蘇った日本の伝統的な焼き物、国産初の白い焼き物
※梅花皮～ポツポツと器の表面に現れる風合い
※貫入～土と釉との収縮率の違いの為に生じる器表面のヒビ
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同じ物が一つとして無く、ざっくりと、私の主観になりますが窯変レベルで雰囲気を表しています。

-----窯変レベル-----
この焼き物は、比較的安定して窯変が得られ、
窯変要素も少ないので焼き損じからの焼き直しがほとんど発生しません。
したがって★4のみの販売となります。

★★★★☆➔贈り物や自分へのご褒美にどうぞ


※1窯変とは
自然な風合いを大切にした日本らしい焼物として数百年に及ぶ歴史を誇ります。同じ焼き上がりでも一つ一つ違う個性を持ちます。窯の中の置いた場所や、季節や気圧・土と火の起こす偶然性にとんだ神秘的な化学変化により、計算外の思いもよらない要因が結果として一つの芸術を産み出すことを言います。偶然性をも許容するその工芸精神は、自然の山河を思わせる作風で世界中で評価、賞賛が高まってきてます。