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紐(ひも)をお付けします。縦長にも横長にも使用できます。 厚さ2mmの透明アクリル板付きです。
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こちらが冒頭でお伝えした「付子 つけこ」という技法です。一手間かけてより印象的に魅せる技です。和の美の世界ですね
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作品のサイズ 画面のサイズ 300×215 収納できる写真のサイズ315×230 全体のサイズ 415×325
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付子技法の裏側は、より万全を期す為に針で剛性を稼いでおります。※裏板でその針は見えません。 4か所ほど、見えないところですが止めております。 この価格は製作者直売価格です。もし、専門店でお買い上げになる場合の価格の目安は、常識的には1万円前後ではないでしょうか。
組子(くみこ)のフォトフレーム「きりり」
作品名:組子のフォトフレーム「きりり」
材:杉
製作者:あらもく 次郎さん(職歴55年)
★一言PR★
本格木組みで作ったフォトフレーム
細い木材同士を組み合わせた美しい意匠。きりっとしたシャープな印象から
「きりり」と名付けました
細い木ではありますが、ギッチリと木組み工法で作っているので剛性が高い。
画像3の通り、さらには付子(つけこ)技法を用いて立体的な表現をとり入れております。
大切なお写真がより映える事でしょう。
寸法は画像4にて
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■この作品の魅力を優しく解説
・聞き手 Q=ピノッキオ 韮沢(木工玩具作家)
・返答 A=作品製作者 あらもく
Q:木組み、木組み工法、よく聞く言葉ですが、多くの方がその意味と素晴らしさをまだご存じでないと思われます。あらためて分かり易く教えてください
A:木組みはまず、和の美そのものの、シンプルな美しさがあります。また、美しさだけでなく、高温多湿になる日本では、木組み工法というものは、非常に理に敵(かな)い、永く愛用できる木工作品を作る事ができるんです
細い木材を幾重にも組み合わせる事により、見た目以上にしっかりとした剛性を持たせる事が出来ます。少ない材でもしっかりとした作品を作る事が出来ます
また、木材というものは、湿度の高低で反ったり伸びたり曲がったりします。大きく反った木材を見た事があるかもしれません
日本は季節により大きく湿度が変わり、木材は伸びたり縮んだりを繰り返していきます。
その、伸び縮みや反り等を、むしろ逆利用して組み合わせれば、さらに高い剛性を持たせる事もできます
コストダウンの著しい近年の木工製品では、日本の気候を踏まえて設計、製作がされていない事があり、使っているうちに、木材が反ってしまったり、また、伸縮を繰り返すうちにクギが飛び出てきてしまったり、ガタガタになってしまう事が少なくはありません
しっかりとした木材で、しっかりと木組み工法で作れば、ずっとギッチリと組まれたままです。ちなみに、世界最古の木造建築物であり世界遺産の法隆寺は最も有名な木組みの作品です。
Q:なるほど!ネジがすぐに緩んでガタガタして倒れそうな木工製品は少なくはないですが、木組みでしっかりと組めば、ギッチリと剛性があり、そして、高温多湿の日本では、木材にすれば過酷な環境だけれども、むしろ剛性を高める事が出来るのが、木組み工法というワケですね
A:そうです。日本の住宅は木組み工法が良いと言われるのはそのような理由からです。ただし・・・。木ネジで固定した木工製品とは手間が違います。カンナ等を使って100分の1ミリすら気を使い、ギッチリと組まなければならないので、その分見た目の価格は高めに映ってしまいます。しかし永い使用に耐える事を考えれば、実は安いという考え方もあるでしょう
Q:なるほど!木組みは分かってきました。この作品名にある「組子(くみこ)」とは何ですか?
A:この作品のように、障子のような極めて細い木で組む事を組子(くみこ)と呼びます。多少太い木で組んでいるものは
格子(こうし)と呼びます。
★★まとめ★★
「組子のフォトフレーム」。木組みを知るとその価値が理解できました
障子等の高級建具の技法を活かした作品です。なかなか粋な意匠です。
見た目は非常にシンプル。しかし、木組みで手間を掛けて作られた奥深い作品です。
※あらもくは木組み工法で作る建具(障子、扉、間仕切り)等で有名な木工工場です
※ときがわ町は建具の里として有名です
発送方法
発送までの目安
7日
ご購入の際の注意点
ショップへの感想コメント
(1)-
by Yu-nagi
無事に受け取りました!軽いのにとてもしっかりとしていて、美しいです。ずっとずっと長く愛用させていただきます。どうもありがとうございました。