iichi iichi公式アプリ
アプリ限定クーポン配布中!
ダウンロード

眞板雅文の彫刻と仕事

眞板雅文 / MAITA MASAFUMI(1944〜2009)は、自然の素材を使った立体造形やインスタレーションを数多く制作し国内外で幅広く活躍した彫刻家・アーティスト。1976年・1986年と二度にわたりベネチア・ヴィエンナーレに参加。

この度、鎌倉ドゥローイング・ギャラリー「眞板雅文展 - 葉は飛ぶ - (2020年)」の平面作品・彫刻を期間限定でiichiにてオンライン販売を行う。

水・石・鉄・竹などの自然素材を用い、自然や環境と共生・共鳴する眞板の作品は全国の様々な場所で見ることができる。

画像2

出典:美ヶ原高原美術館「樹々の舞」制作年:1985

70年代に写真とオブジェによる作品「状況」シリーズを制作。80年代には植物をモチーフとした布やロープを用いた円環状の原始感覚のあるアニミズム的とも評される作品を発表。

画像2

出典:ART AgendA 軽井沢現代美術館「もの派の作家たち -関根伸夫を中心にー」

80年代後半からは全国各地で野外彫刻やパブリック・アートを数多く制作。1986年のヴェネチア・ビエンナーレに出品した「樹々の精」は樹木や枝のイメージがドーム状に表現された作品。

画像3

出典:MOPA「樹々の精」 眞板雅文

90年代〜2000年代には鉄、石、竹などを用いた円錐や球など幾何学的な形状の野外彫刻やインスタレーションを数多く発表。

画像6

出典:「眞板雅文 1999」神奈川県立近代美術館「静思空間」 1994 

画像5

出典:尾道観光協会「島ごと美術館」(「空へ」眞板雅文)

画像6

出典:洞爺湖町「ぐるっと彫刻公園」湖景夢想(眞板雅文)

1994年「写真と彫刻の対話-安斎重男 眞板雅文」(神奈川県立近代美術館)では、水・植物・自然を題材とした作品展示を行った。

画像7

出典:「眞板雅文 1999」永遠の一端 An Aspect of Eternity, 1994 

90年代後半には、竹を使った逆円錐形の環境造形と称される「竹の波動」や「竹水の閑」シリーズを手掛けた。

画像8

出典:「眞板雅文 1999」竹の波動 -朝地, 1998 

数多くの自然を題材とした作品を残した眞板雅文。作品や仕事について、次のように語っている。( 出典:「眞板雅文の彫刻=写真」藤井匡 )

「私の作品はまわりをとりまいている自然とその現象からイメージが生れ、私の好む物質がイメージの新しい世界を展開してゆきます。自然との出会い、物質との結びつきで私に内在するドラマを作ろうとしています。イメージの再現ではない風景をです。」

「輪廻する自然界の中で、人は知らぬ間にその持ち場を踏みはずすことの多い生物だと考えさせられます。人間のしたことで地球上に様々な状況の変化が今起きていますが、自然と人間、物質と人間のバランスのとりかた、生命に関することなどは、彫刻家の私にも創造する過程で避けて通ることのできない大事な問題になっています。」

自然や環境への独自のまなざしを持って制作された眞板雅文の作品や仕事を、今この時代にあらためて見つめ直したい。

眞板雅文展「 - 葉は飛ぶ - 」(2020年7月22日ー8月22日)の平面作品・彫刻をご紹介します。

2020年12月22日


新着記事

もっと見る

ピックアップ記事

最近閲覧した作品

閲覧履歴

  1. トップページ
  2. 読みもの
  3. 眞板雅文の彫刻と仕事

アプリ限定
クーポン配布中!

iichiの公式アプリ

いつでもどこでも、
お買い物がもっと便利に。