
いい ちいさな ものづくり
心をくすぐる愛らしさを手の中に。動物や雑貨への温かいまなざしから生まれる、marikopterの手描きブローチ
ー作り手
最近、「思わず顔がほころぶもの」に出会ったのはいつ頃でしょうか。
くすっとしたり、「かわいい…」としみじみその感情を一人噛み締めてしまったり。marikopterさんのアクセサリーたちは、見た側の心にそんな感情をむくむくと湧き上がらせてくれる魅力を持っています。

ブローチをメインとしたmarikopterさんの作品たちは、プラバンで作られています。自分も幼い頃に手にしたことがあるプラバンですが、そこからこんなにもクオリティが高く愛らしい作品が生まれていることに驚きます。

そのモチーフは、marikopterさんにとっても私たちにとっても身近なもの。動物や食べ物や道具など、手書きならではの優しさがある作品ばかりです。

なんといっても注目したいのは、marikopterさんご自身も飼われているという文鳥をモチーフとした作品たち。



食べ物の一部になったり、被り物をしたりと、さまざまなポーズをとったものなど、バリエーションも様々です。自ら「可愛いでしょ?」と言わんばかりの、少しとぼけた表情を見るだけで、心がほどけてしまいます。

艶感が活きているインテリアモチーフはまるでミニチュアのよう。手書きの柔らかさが引き立ち、実物のモノよりもずっと親しみが沸きます。動物とインテリアの組み合わせは、お互いをより可愛くさせる絶妙さです。

プラバンによる透明感が爽やかなピアスも展開。夏に向けて揃えておきたい作品です。よくみると、鳥の形をしているものもあり、marikopterさんの遊び心が伺えます。
ーものがたり

小さな頃から体が弱く運動は苦手でしたが、いつも手仕事をする母を見ていた影響か絵を描いたり物作りをすることが好きでした。
美術館に就職していたというmarikopterさんは、現在4人のお子さんのお母さん。子育てをしながら編み物をしたり絵を描いて楽しむ日々の中で、描いた絵をそのままアクセサリーにできるプラバンに出会ったのが、作品を制作するきっかけになったそうです。

道具は、プラバン、クレヨン、色鉛筆、アクリル絵の具など。手書きのイラストを描きこんだプラバンに、独自の加工を施しています。加工次第で、陶器のようにも木のようにもガラスのようにもなり、モチーフによって加工方法を変えているんだとか。

幼少期から動物が好きでたくさんの鳥を飼っていたというmarikopterさん。今まで見てきた数々の表情や仕草が作品に表現され、愛くるしさに繋がっているのですね。
ー想い

大好きな映画でみた一場面や飼っている文鳥、ほっと一息入れるお茶の時間などをモチーフに温かな気持ちになるものをこころがけています。
作品に癒されるのは、marikopterさん自身がほっとしたり、可愛いと思っているものを選んでいるからではないでしょうか。その気持ちが、手を通じて作品に直々に込められているように感じます。

ひとつに絞るのが難しいくらい、収集癖をくすぐられる作品たち。まずは譲れないお気に入りから手に取ってみてはいかがでしょうか。
ー作り手情報
2021年4月22日