花　デザイン　トートバッグ　紅梅

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紅梅をトートバックにプリントしました。
　孔版印刷の原理で輪郭を刷り、彩色は手作業で行いました。
版画なので一点ものです。
　梅の季節は過ぎましたが、これからの時期でも粋なデザインとして楽しめるかと思います。
春の行楽のおともにいかがでしょうか。
　この梅の原画は昔、盆栽で買ってきたものを描いたものです。
しかし、その梅は不運にも枯れてしまいました。罪滅ぼしではないですが、
せめてこのバッグの中で咲いていてくれればと思います。
梅の好きな方への贈り物にも最適です。
　日本では桜が人気です。
あるときは和歌に読まれ、またあるときは、武士道の象徴となり、
近代日本では軍歌に歌われた過去もあります。
入学、出会い、卒業、別れ、さまざまなものを背負い込んだ桜に
私は時々気後れする時があります。
　梅には梅の歴史があります。でも、梅はどこか弱いものの立場にある、
そういう花のような気がしてなりません。桜のように潔くもなければ、
人気があったのは奈良の昔まで…
　しかし、学問の神様と仰がれる菅原道真公ゆかりの花でもあり、
徳川御三家は水戸の徳川斉昭に縁の深い花でもあるし、
お隣の中国では文人たちが愛好してきました。
　どこか、物寂しさはあるけれどとても凛々しく清廉な花であると思います。
そんな梅たちに少し目を向けてくれたら嬉しく思います。