丸底でかバッグ　紅花とアザミ

　アザミは昔から好きだったけど、紅花も好き。花の色は違うけど、それ以外の形状はすごく似ている。私の頭の中で、紅花とアザミは兄弟姉妹のような関係（自分で勝手にそう思っている）です。そこで、二つを一緒に編み込むことに。花の形をプロジェクトペーパーに描いて、マス目を刻んでいき、糸選びです。アザミは、葉っぱに「襲」を使いたかったのですが、もう廃番で、私の倉庫の在庫も少なくなってきたので、「ダイヤコルソ」のペールグリーン系を二本どりで代用（これで正解でした）、あとは「コットンコナ 」を使おうと思っていたので、こちらは即決でした。紅花は、葉っぱをどうしようと考えて、試してみたかった野呂英作の「つむぎ」のグリーン系で。本当はベースを編む時用にと、８玉購入していたのですが、色の出方を見てみたかったので、使ってみたら、葉っぱが枯れていく様子に見えて、自分としてはいい感じ。でも、花の部分に、「ダイヤタンゴ」を使いたかったのですが、「つむぎ」とのバランスが悪くて、いろいろ考えた結果「カブレ2005」（廃番）に。ベースは、スカビオサのバッグを作った時に気に入った「ピマデニム」にと。使う糸が見えてきました。早速試し編みでポーチを編んでみました。なんだか元気をもらえる仕上がりに。そしてバッグへ突入です。
　実は、スカビオサのペタンコでかバッグを自分用にも作っていたので、この「紅花とアザミ」のバッグをもらってくださる方がおられなかったら自分で使おうと、自分仕様で丸底でかバッグを編むことにしました。編んでいたら、自分も元気になってきて、「ヴィヴィッドな色の編み込みも楽しい！」と思いながら編みました。で、バッグの持ち手は、アザミのカフカリボン にしようと用意していたのですが、最初、裏地にと考えていた生地が、リボンと合わない。そこで、倉庫（私の部屋）をガサゴソして、リバティのタナローン （メドゥのブルー系）を発見。生地とカフカリボン の相性はいいのですが、編み地とうまくリンクしないような気がして、「どうしよう？」と思い、探し回ったのですが、納得のいく生地に出会えず、結局、ブルー系のメドゥへ。苦手なミシンをダダダとこなし、編み地とドッキング。自分としては、「まあまあかなぁ？」と。何人かの方に聞いてみたら「えっ、いいんじゃない？良くできてるよ。これがいいってみんな言うんじゃない？」と。それで自信が持てたのですが、少しお安くして出品することに（それでも高いと思われる方もいらっしゃると思いますが、材料費にそれだけお金がかかっているのです）。　
　ポッケは大きめのものを2つ。持ち手のカフカリボン がクシャクシャになって、新しいものと交換してほしいとのことであれば、有料になりますが、交換可能です。カフカリボン も、リネンテープ も、ちょっと高いです。合計3,500円（税込）ほどです。それに送料をご負担いただきます。但し、カフカリボン の在庫がない場合がございます。その場合は交換できません。ご了承ください。丸底なので、思っている以上にたくさん荷物が入ります。バッグ本体と裏地は手縫いで縫い合わせています。気をつけて縫っておりますが、使用頻度が高いと、縫い合わせた糸が解けてくる場合がございます。お客様の方で、縫い合わせ可能と思いますが、送料はいただきますが、縫い合わせは無料にて承ります。また、メンテナンスには可能な限り対応いたしますので、何かございましたら遠慮なくご連絡ください。ただし、故意によるものには対応できません。ご容赦ください。なんだか生命力にあふれた元気なバッグに仕上がりました。

《使用糸》 コットンコナ 綿100％　
　　　　　カブレ2005（廃番）綿100％　
　　　　　ピマデニム　綿100％
　　　　　ダイヤコルソ　麻33％　アクリル35％　レーヨン32％　
　　　　　つむぎ　綿50％　レーヨン 30％　絹20％
《裏地》 リバティプリント（タナローン ）綿100％　
《持ち手》 カフカリボン ドイツ製
　　　　　リネンテープ リネン100％　ドイツ製