霜降りカディのロングワイドパンツ

インドのカディで、しっかりしたロングワイドパンツを作りました。

生地はインドのコルカタでずいぶん前に求めたものです。カディは糊がよく効いていることが多くパリパリとした手触りのものが多いのですが、この生地は１度水通しをした程度ではそのパリパリ感が抜けず……。何となく使いづらいとそれきり布山の中に埋もれさせてしまいました。
今年、久しぶりにこの布を発見し、実験として自分用にキュロットパンツを作ってみました。紙のような？　手触りは相変わらずで、これはやはりダメかなと思ったのですが。
初夏になり、気温が上がったところで着てみたところ、その張りがむしろ心地いいことに気付きました。洗うことで少しずつ馴染んでもいきます。透けもないしっかりした生地で、通院が多かったこの夏にいちばんよく着たのは、これでした。

布は縫ってみなければ、使ってみなければわからない。ということをあらためて知った夏でした。
おそらくは強撚糸を使って織られているのではないかと思います。

今年はしばらくミシンの前に座れない期間があり、その間いちばん作りたかったのがこの生地のパンツでした。ようやく作ることができて、ほっとしています。

オーソドックスなロングワイドです。以前もよく作っていた型紙を発展させ、縫い目を前の方にずらしています。上から下まで１本すーっとステッチ（縫い目）が通ることにより、すっきりとしたイメージが出たと思います。縫い目を利用したパッチポケットが左右に付いています。

着丈　86cm
ウエスト最大　86cm

綿100％

画像が暗めの濃いグレーに写っています。もう少し明るい色かと思います。設定を変えて撮ってみた画像を１枚入れますので参考になさってください。茶色味もある薄いグレーです。霜降りのようなランダムな絣のような模様が全体に入っています。

※実店舗、またほかのクラフトマーケットでも同じものを販売しています。このため売り切れの表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。

※ご注文の前に、素材、サイズ、色など、十分にご確認ください
※糸の紡ぎから縫製まで、すべてが農家の軒先等の家内工房での手作業です。このため、マスプロによる工場生産品ほどの完成度を認められない場合もあるかと思います。この点、ご理解ください
※特に手織り布の場合、織り傷、織りムラが生じていることがあります。無視できないものについては避けておりますが、歪み等避けきれないものもありますので、生地の特性としてご承知おきください
※染料の匂い等もある場合があります
※撮影場所や明るさ等、できるだけ実物に近い色を出せるよう努力しておりますが、お客さまのモニターに再現される色と実物とに誤差が生じる場合があります。ご了承ください
※色、素材、その他気になる点がありましたら事前にお問い合わせください
※ 最初は色落ちする可能性がありますので、別洗いで様子を見てください