くものり妖怪　－毛羽毛現－

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size　　6cm×8cm×5.8cm（Ｈ）

※　各サイズは、最大値となっております

ひとりずつ手作りしている、てびねりの陶人形です。

素材は陶土を使用しています。

雲型の土台に、いろいろな妖怪をつくってみました。

昔の絵巻物や版画や絵図に登場する妖怪たちを、平面から立体作品にしてみたくて始めたシリーズです。

出来るだけ原画に忠実に再現してみたり、時には自分で勝手に想像してみたり。。。ちょっと怖かったりユーモラスだったり。。。

現実には目に見えない生き物たちですが、その存在はきっと良くも悪くも?!わたしたちの暮らしを豊かにしてくれたり、戒めてくれたり、そんな役割を持っているのではないかなぁと思います。

毛羽毛現（けうけげん）は、鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』にある毛むくじゃら姿の日本の妖怪で、「稀にしか見ることがない」という意味です。

体に毛の生えていたとされる中国の仙人「毛女」を現したものだという説や、家の周囲や床下のように湿った場所に棲み、これがいる家には調子の悪い人・病人が出ることから疫神の一種と考えられていたりと様々な説があるようです。

雲の一部分には薄い透明釉を施しているので、その部分は少し光沢があります。

その他の部分は釉薬を使用していないので、表面は少しザラザラしています。