四六版イタリアレザー（バケッタ）のブックカバー/第2作

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第1作は販売済となりました。
同じグリーンのバケッタ社の革を入手したので同じデザインで再製作しました。
同じメーカーの同じ製品番号なのに色も厚みも違うというややこしい事態でしたが
革に責任はありません。

表面に無限大のシンボルをレリーフにしています。
本を読むと文字からの連想が映像となって大きく大きく広がっていきます。
自分だけの想像です。自分だけの映像です。
素晴らしい文章に牽引されて想像力が高まり知性の蓄積が始まります。
想像の世界がどこまでも広がり、それは無限大。
そんな思いで大切な本のカバーにシンボルをあしらいました。

イタリア産バケッタという名の絞有りタンニンなめしの革を使用しています。
絞は職人さんが手作業で付けた物です。手作業の証しとして絞にムラがあります。
均一な絞は機械加工のプレスです。
絞（シュリンク）加工された革はソフトな手触りなのですが
お使いになっている内に更に手触りのよい柔らかさになっていきます。
そして本との馴染みも良くなり、表面の艶も出て参ります。
カバー内側は内張やケバを抑えるコート剤などの処理はしていません。
見てくれより本に馴染むのを優先しています。
いくら良い革を使用しても堅すぎては本に馴染みません。

しおりは今回は付けませんでした。無いのもありかと・・・
縫い糸は鑞引きした麻糸です。ポリエステル糸が丈夫なのは知っていますが
ピカピカした樹脂系の艶が不似合いと勝手に思っています。