銀の雫～パイライト～

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静かな空間に一滴の雫が流れて落ちる音がする
ただその音がなんだかとても心地よくて
再び落ちるのを待つ、自分がいる
水滴が雫になり落ちる瞬間
光に照らされて、それは銀色に輝いて見えた。
その光景にどこか希望のようなものを感じる。
そしてまた私は、銀色の雫が落ちるのを待つ。
時の流れを静かに、ゆっくりと感じながら。

ここ最近ですが、様々な形でピアスを作り初めて、ある時ふとすごくシンプルなデザインだけど、手仕事ならではの雰囲気を味わえる作品を作ろうと思ってできたのがこの作品です。
シルバーと合わせるのなら美しいパイライトをあわせてみようと思い出来上がりました。
涙型の部分は線から私が作り、うすく叩きをいれて、とってもシンプルなんだけど手作りのぬくもりを味わえる作品になったと思います。

こちらの作品は石の在庫が無くなるまでは受注製作できます。
石の在庫がなくってしまうと再販できませんのでご容赦ください。

～作品詳細～
*フック・・・シルバー９２５
*全長・・・2.1ｃｍ（フックを含みます）
*涙部分の大きさ・・・約12ｍｍ×10ｍｍほど
*涙部分・・・シルバー９２５
*パイライト・・・マロンカット　約５×５×3ｍｍ

～天然石解説～

『パイライト』
「愚者の黄金」ともいわれることのあるギリシャ語の火花に由来する名前の石です。昔はハンマーで強く叩くと火花が飛び散ったので火打石としても使われていました。効果としては人の悪意や環境的なネガティブな要因から守ってくれる石で、魔よけの護符みたいなイメージをもつとよいでしょう。

『シルバー925』
シルバー925（別称・スターリングシルバー）は銀92.5％に銅などほかの金属を混ぜたシルバーになります。純度100％のシルバーはアクセサリーとして使うには耐久性が低いためアクセサリーとして流通しているシルバーは925を使うことが非常に多いようです。地銀としてのシルバー925は一般向けには殆ど販売していないのも特徴です。シルバーもまた真鍮と同じく空気中の成分によって黒ずんだり黄ばんだりして『硫化』してしまうので水や汗に触れた後は拭いてあげたり、日常の保管では空気に触れないようにしてあげたりすると輝きを保ちやすくなります。銀磨きなどで磨いて黒すみを落とすこともできますが、銀磨きには研磨剤がついているため磨きすぎや天然石を磨いて傷つけてしまうということがあるのでちょっとした注意が必要です。
一番注意しなければならないのは温泉に入ることです。温泉に入ると硫黄などの影響で真っ黒になってしまい磨くこともできなくなる恐れがございますので絶対に銀製品を身に着けての温泉への入浴は避けてください。