半幅帯　タイシルク紫花柄と縞ブルーグレー

当店人気の、お花柄の半幅帯です！

チューリップのようなお花柄が並んでいます。
タイシルクの中でも非常に珍しく、ナコンラーチャシーマー県の一人の女性作家さんしか
作れないデザインです。

当店の帯はほとんどがタイシルクの絣柄の布から仕立てていて、
その柄一つ一つがそれぞれのタイ人作家さんや、その布を作っている村の
特徴を表現しています。

この柄はこの村のこの人だけにしかできない、これはこっちの地方によくみられる…
というような感じです。

このお花柄はお花とお花の間には抽象化された富士山のようなものがあるのですが、
違うかな？

チューリップが並んで手をつないでいるようにも見えて可愛いです。

反対面はこれまた凝った絣と縞柄が交互に織り込まれているものです。
オレンジと茶色っぽい部分が絣部分で、それ以外にも２色の糸を撚った
糸が織り込まれています。
これはタイ語ではハンガロークと呼ばれていて、リスの尻尾という意味です。

絣というのは糸を括って（くくって）染めて、その糸を括った部分には色が入らないので、
もともと糸を括る前の色が残ります。

絣が何色も入っているということはそれだけの回数、括って染めているということで、
手間のかかっている精緻な織物と言えます。

縦糸にもオレンジの糸が入っているので、全体に布が立体的に浮き上がっているかのように見えます。

両面ともにピンクがかった紫とブルーグレーで調和も取れています。
どちらの面も、違う着物に合わせてそれぞれ活躍してくれそうです。

大人の皆様にぜひお締めいただきたい、大人ならではの可愛い半幅帯です！