フタバガキ

商品名：フタバガキ
品番：NG00194A02
品質：L（同じ素材の中での比較による品質表示）
サイズ：約 200×30×30 〜 180×30×30 mm（1個体サイズ）
入り数：約 2 個
総重量：約 16 g（パッケージを除く）
採取地：東南アジア産

名称：フタバガキ
別名／俗称：双羽柿
英語：dipterocarp
学名：Dipterocarpaceae Blume
分類：フタバガキ科 フタバガキ属
原産／分布：インドから東南アジアにかけて

このフタバガキの中でも18cmを超える大きなものです。
フタバガキ科（「 Dipterocarpaceae」）の植物は、全部で3亜科17属、600種ほどあるとされています。
そのほとんどの種が属すフタバガキ亜科の植物は、インドから東南アジア、ニューギニアまで分布し、この地域の熱帯雨林を構成する代表的な樹種となっています。その他の2亜科は、マダガスカルやアフリカ大陸、南米に分布。

フタバガキ科の植物の多くは、真っ直ぐに伸びた太く長い幹と、その上部にもこもこと繁る樹形で、その巨体を支える板根が特徴的です。樹高50mから高いものでは70mにもなる大きな樹は、東南アジアの高さ30mほどの樹が多い低地熱帯雨林の中で、よく目立ち、「熱帯雨林の王様」とも言われます。

一般にフタバガキといったら、フタバガキ属（「 Dipterocarpus」） の植物の総称のことをいいます。約75種が属すフタバガキ属は、インドから東南アジアにかけて分布し、多くは常緑高木で、一般に樹高は30～60m前後、幹の径は1mを超えます。径3～7cm前後の白やクリーム色、またピンク帯びた色の花を咲かせます。萼も花びらも5枚ですが、この顎片が花後に大きくなり、フタバガキの特徴的な種子の翼の部分となります。

科名の「Dipterocarpus」は、ギリシャ語の「dis」（２つ）＋「pteron」（翼、羽根）＋「karpos」（果実）という３つの言葉の合成語で、この種子が由来となっています。そしてその名の通り、フタバガキ属の多くの種が5枚の萼のうち2枚のみを羽根のように大きくさせて種子についた状態になります。

この羽根のような翼の部分は、枝から離れて種子を散布する際に、ヘリコプターのようにくるくると回りながらゆっくりと落ち、風に乗ってより遠くへ種子を飛ばすためや、地面に落ちたときの衝撃を緩和させるために発達するといわれています。種によって実の大きさはいろいろです。乾燥して茶褐色になった種子を見慣れていますが、実は、フタバガキの実は、鮮やかなピンク色や緑色などをしています。また、他の属では、大きくなる羽根（萼）の数が3枚や5枚、もしくは逆にひとつも大きくならない種もあります。フタバガキ科の多くは開花・結実の頻度が5～10年に一度といわれ、実を付けるのはとても貴重だということです。

【主な用途と素材の処理方法】
■作業効率や素材の保存を考えて、ジップの付いた自立式の透明なパッケージに入っています。商品には乾燥剤（食べられません）が入っています。
■主な用途：リース用素材や各種クラフト用素材、インテリアやディスプレイはもちろん、標本やコレクションとしてもお使い頂けます。
■処理方法：この商品は輸入仕入れ品のため、処理等は不明です。